1950-11-29 第9回国会 参議院 本会議 第6号
三十万になんなんといたしまする收容兒童の收容措置につきましては、従来政府の補助金でやつておつたのが、今年度より地方財政平衡交付金に入りましたために、地方によりましては、その経費の支出が遅れたところもあると思うのであります。併しこれは平衡交付金の使い方につきまして慣れて参りますれば、私は適当な措置がとられるのではないかと思つております。
三十万になんなんといたしまする收容兒童の收容措置につきましては、従来政府の補助金でやつておつたのが、今年度より地方財政平衡交付金に入りましたために、地方によりましては、その経費の支出が遅れたところもあると思うのであります。併しこれは平衡交付金の使い方につきまして慣れて参りますれば、私は適当な措置がとられるのではないかと思つております。
ただこの場合には、必ず二人以上の精神衛生鑑定医の診察の結果が、両方とも入院を必要とするのであるということに意見が一致した場合に限るという條件をつけて、それ以外の理由によつて收容措置が行われないように警戒をいたしました。その費用は都道府県負担といたしまして、国が三分の一を補助することといたしてあります。
次は、医療保護に関しては、知事による病院への收容措置の外、自宅にある精神障害者の指導措置を取つたことでありまして、法案の二十九條と四十二條であります。精神障害者のうち、放つて置きますと、自分自身を傷つけたり、他人に害を及ぼす虞れのある強度の者につきましては、知事が都道府県の負担において、或る程度病制措置によつて入院をさせることにいたしてあります。これが二十九條の規定でございます。
○法制局参事(中原武夫君) そういう意味の関連でございましたら、国民は誰でも知事に対して收容措置についての申請ができるという規定が三十三條にございます。その規定で児童相談所長も手続きが直ぐとれるわけであります。